心の健康メモ10

自分を知るための能力、智慧を開発すること。

第一段階として
・自分(人間)が思ったり考えたりしている内容は、あくまで自分(人間)が捉えたものであるということの自覚。好きなもの、嫌いなものというのと、好きだと思っている、嫌いだと思っているというのと。日常的にはこういう基本的なことも混同している場合が少なくない。
・人間の認識や判断能力の限界についての自覚。

この自覚があって初めて、「自分は今こう思っっているな、で事実はどうなのかな?」と行けるのだろう。(心の健康メモ1参照)

この能力の開発により.......(自分でもやりかけなので、感想とちょっとした予感も含めて)

自分の意見が大きくならず、突っ張れなくなる。
考えで決めつけられないという自覚につながる。
思いが妄想に発展しなくなる。

自分と思っている自分と、本当の自分とのちがいが明らかになり、
自分のものと思っているものと、そのものとのちがいも明らかになる。

思っていること、考えていることのプロセスを観察し把握することで、それが常に変化し固定できるものではないことが明らかになる。心が反応している対象を観察することで、すべてのものは固定することができないことが明らかになる。

今まで見過ごされていた心の反応に気がつくようになり、今まで目に入っていても見えていなかったことに気づくようになり、今生きているこの世界と心の間に「私」という概念が入り込まなくなる。自分を知ることは世界を知ることであり、世界と連動する私という実態。

まずは自分を調べるプロセスを体験し、いろんな角度から繰り返すことで、調べるプロセスを体得すること。焦点は調べた結果ではなく、調べるプロセス・能力。日常の中でも自分の心の状態に目を向け、心を健康に保つために、異常をキャッチし間違いを除去できるようになること。
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