今日は、研究所で「人格について」が話題になった。
人間として最も大切な人格上の点・・・
本当は「人格」という言葉を使いたいけれど、既成社会通念での人格と同じように受け取られ易く紛らわしいので、（発言や行動が立派だと人格者みたいな・・・？）
あえて「人格」という言葉を避けて「人間性」という表現にしている。
「人間性」という表現を多用しているけど、厳密に言うと、「人格」というのとは、チョット違うんだけどね。

シャカやキリストは立派な人格の人だったんだろうと思うけど、「人格」よりも「言葉」や「行ない」の方が大きく捉えられて伝えられている。人格が言葉や行ないに現われているとも言えるけど、シャカやキリストの人格について語る人はあまり居ないような気がする。

当時、実際にシャカやキリストに触れた人たちは、シャカやキリストの人格に触れたと思うが、それを言動で表現したからか、言動だけに偏って伝えられて来てしまっているような気がする。
それは、「人格」については表現しづらいという面と、やはり「人格」についての関心や観点が希薄だから、表現されないのだろうと思う。
偉人・賢者と呼ばれた人は多くいるけれど、例えば、マルクスやカントの人格や如何に・・・？

本当に良い社会を創るとか、本当に幸福な人生を送るとか、知的革命とか・・・、いずれにしても、先立つものは「人格」だよね。そのための考え方の革命でもあり・・・・、「自覚」というのも不可欠の人格でもあり・・・、人を聴くのも・・・・、人生を知るのも・・・、サイエンズスクールそのものが「人格」を養うためのもの。

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心の健康・満悦・寛さ・豊かさ・・・が、やはり人間にとって最も大切。
そういう心の健全な成長をつかさどるベースになるものが知性だと思う。
（知性というと、冷淡・冷静・柔らかくないイメージを持つ人もいる。）
知性のない願望・欲求・感情・思い考えだけでは、心・情感は豊かにならない。
知性・理性を育てることによって、尊重し・大切にしたい・保ち合う・暖かい・・・・
・・・心が育つ。　（心そのものを育てようとして育つものでないと思う。）

優秀な頭脳を具えながらも、うつ病やノイローゼになるのも心の問題。
知性が育たないと、心が育たない。頭脳も生かされない。
心の問題の元は知性の問題。　心が健康でないと、頭脳は健康に機能しない。
知性の成長 ⇒ 心の成長 ⇒ 人としての成長（頭脳・技術の伸長・発揮）
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