人間の考え (自分の考え)

人 間 観 | - | -

人間の考え (自分の考え)

「人間の考え」という響きは客観的であるが、またその反面、よそごとになり易い。
「人間の考えの不確かさ」とか、「人間の考えの傲慢さ」などを取り上げる場合、その実態を知るには、「自分の考え」に焦点を合わせることだと思う。
人間が「人間の考え」に自信を持っている、そこから来る「人間の考え」主導の営み。つまり・・・、
自分が「自分の考え」に自信を持っている、そこから来る「自分の考え」主導の営み。しかし、この自覚がとても薄い。
「人間の考え」とは、どういうものか、を知ることと同時に、今に至る人間界の営みは、どのような「人間の考え」によるものか、検証することかと思う。
「人間の考え」の状態や作用を具体的に調べていくということ、それは一般論ではなく、実在する「人間の考え」を調べることであって、
「自分の考え」の状態や作用、「個々一人一人の考え」の状態や作用を調べることだと思う。
実在する「人間の考え」は、どのようなものか。
それは、今の「自分の考え」が、どのようなものかを調べることから始まる。
< 精神革命 > | - | -

予科課程 合宿研鑽会 より

画期的な初の試み、かつてない一週間でした。10人の実験台、その後は如何が?

参加者の一人一人が、研鑽会の内容や感想を喋らないで、態度や行動に滲み出るものを観たいです。

後半にやった二つの「なぜ」の問いを常に忘れないで、問い続けて欲しいです。
これは、研鑽体得への具現方式かとも思います。

一週間に一度くらいは寄って、継続的に中間報告会をやっていきたいですね。

予想した通り、殆どの人が、一週間では、いけなかった。
また、できることなら、もう一週間、入ってみよう。
それでも、だめなら、もう一週間、それでもだめなら、もう一週間・・・。

研鑽会でも日常でも
自分で考えて、自分を出さないのは、「自分の考えに自信がある」証かな?
寡黙 控え目 おとなしそう 奥ゆかしそう 反省調・・・ムッツリ我ん固
出さない人、黙っている人は、自分が大変な自信家であることに気付かない。

自信がないと、思いや考えも、どんどん湧いてきて、どしどし出したくなる。
< 精神革命 > | - | -

心の健康メモ12

May the Force be with you !

心の本質はエネルギーであるという話を聞いたことがある。自分でも考えてみると、何か行動するのは心が基になっているという実感もある。生まれたものが生きる方向へ行こうとするのは、生きる力というエネルギーが働くからではないだろうか。だから人間としての心が破壊されるとあまり長く生きられないらしい。もっと厳密にはこの心のエネルギー、人間だけにとどまらず宇宙自然界に通じるもので、肉体は消滅してもエネルギーは不変であるらしいが、そこまで行くとちょっと実感がない。しかし人間も宇宙自然界の一部であり、そのエネルギーが心を通して人を生かしているというのも否定できないと思う。
まあとにかく、生きるということは何かのエネルギーによるものではないだろうか。そのエネルギーは心にあり、生きようとする力を生み出している。

May the Force be with you ! フォースと共にあらんことを!

映画「スター・ウォーズ」でジェダイの騎士が口にする言葉。このフォースというのは心のエネルギーのことではないだろうか。いつも心のエネルギーと共にあることで、宇宙自然界の力を最大限に発揮する。若きジェダイ、ルーク・スカイウォーカーは師オビワンから「フォースを使え、ルーク!」と自覚を促される。
一方で、人間は怒り、疑い、貪欲という心の状態からも強いエネルギーを出すことができる。怒りを膨らまし強大な力を得る。これが暗黒面の力。怒りが起きる間違いに気がつかない限り、人間はたやすく暗黒面に引きずられていく。アナキン(ルークの父)は混乱や衝突の状況の中、判断がつかなくなり間違った選択をしてしまう。そして暗黒面のエネルギーを使うようになり、ダース・ベーダーとなる。これが今上映中の「エピソード3」の主題になっている。

怒り、疑い、不安、貪欲....。それが膨らみ暗黒面に入り込まないために、心のプロセスの間違いに気づくこと。そのためにはいつも自らの心を客観的に見つめ、正常化する自覚を持つこと。

May the Force be with you, always ! いつも心と共にあらんことを!
心の健康メモ | - | -

心の健康メモ11

「一体」について考えたこと。

一体経営とか一体社会とか、一体○○と付けると、どうも形、現象面に引っ張られるように思う。○○からイメージを作るからかもしれないが、例えばみんなで寄って、何でも話し合って、仲良くやっているように見えたら、一体○○とか。イメージされた現象を作ろうとする。

「我執のない者が寄った社会が一体社会であり、そういう人達によって経営されるのは一体経営だと思う。」

我執のない人になること。そういう人のやることはすべて一体○○。
そこに焦点を当てるにはどうしたらよいだろうか?

1. 我執を取ることが目的ではなく、正常・健康で幸福になることが目的で、各自が自らの正常・健康な状態について調べてみて、それを知ること。腹が立つのは当たり前か?不安になるのは当たり前か?当たり前(それが正常)としている限り、それ以上はない。
2. 正常・健康になるものを妨げているものについて調べて気づく。
3. 妨げている原因、異常や間違い(我執など)を取り除く。その方法が必要。
4. 正常・健康で幸福な状態に復帰する。
おおざっぱだけれど、各人が調べる過程で自分の我執に気づき、幸福になりたいために我執に焦点を当てていくという道程。

焦点を当て自覚したいので、また体の例で考えてみたい。
正常・健康で言うと、体についてはその人が何をするにもまず健康体であることが重要視されている。健康体であってこそ、いい仕事ができ、スポーツなどでも能力が発揮される。人間のすべての行為の基盤に体の健康があるから、医療技術も発達し、会社などでも定期検診を取り入れ人間ドックに入ったりする。

人間の正常・健康な姿を知ることで、体の面だけでなく心の面についても、個人でも社会的にも重要視され、何をするにもまず体と心の健康に焦点が当たるのではないか。
心の面でも異常があれば、いい仕事ができない、能力も発揮されないということの自覚。異常、間違いの原因(我執など)を早期発見、早期治療できるよう、体同様に心の定期検診を採用する会社や組織もほしいものだ。

正常・健康な人でやる経営こそ一体経営であり、それを妨げている原因を自覚して焦点を当てていきたいと思う。
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