事実・実際とはどういうものだろうか?

1.事実・実際の捉え方の実情
・「老夫婦が散歩をしているのを見た」という例
見ただけで、「老夫婦」、「散歩している」となってしまう。
では、聞いたら、確かめたら、事実か?
「やっぱりそうだったんだ!」・・・「見たらそう!」「聞いたらそう!」の世界
・何故そうなるのか?
事実・実際とはどういうものか?を知らない。
人間の考えと事実の混乱・混線 → 正しきに戻す

2.事実と人間の認識の関係
ninshiki
・ビデオの例
事実と記録の違い
ビデオは、事実を正確に再現させようとする
映しているのは、事実のほんの一端の情報
現状・・・ビデオを見ると、「事実はこうだったんだ」「事実を知った」
・人間の脳
ビデオより断片的・編集が加わる。
記憶は、どんどん薄れたり、変容する。
事実と頭の中は別
頭の中を事実だとする観念・・・ 盲信(深いキメ)、大いなる混線
事実を知っている状態・・・ 実際は知らない。ほとんど分からない。
捉えたものを事実と言えてしまう。


3.人間の観念の現状
・何を事実?
空想でない、嘘でない くらいの認識
頭の中が実際
頭の中・・・記憶・知識
記憶を事実とする。
記憶を見ているのに、「事実を見ている」つもり
自覚がない  実際を見ているつもり
証明が出来るという考え  これも頭の中
・実感重視
実感が強いほど事実・・しっかり聞いた、ちゃんと見た→ 検べるほど強化
・ 事実かと問われると、「事実でないと言われている」と捉える
否定されている感覚
・自覚なし
見たこと・聞いたことが事実
実化して、それに反応して、次の事実化 → そこから感情
キメつけ・盲信  ここをなおざりしては
「事実だ」としてキメつけている。
・事実化の症状
ないものが見える。
実際の方がおかしい。「あり得ない!」
「あるはずのないことが、実際に起こっている」
感情・・・怒り、ひっかかり、落ち込み、責め

4.事実・実際とは?
・事実・実際とは
時々刻々の出来事・・・瞬間、瞬間
広大無辺の様相
今の自分の実際、実際の自分
・事実は知りようがない
事実は捉えられない。
広大な実際の世界
人間の考えに対する認識
→ここから、今の人間の観念界を見直してみると・・・

5.考え方の革命
・事実・実際の捉え方の革命
事実と人間の考え方の分離
人間の考えの位置づけ
・実際の世界への興味・関心
実際はどうなっているのか?
本当はどうか?
→ここから研鑽が生まれる
・地動説感覚から天動説感覚への革命
天動説感覚・・・見えるからそう。
地動説感覚・・・見えるけど、本当はどう?
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