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「自覚の欠如」とは、自分が自分なりに捉えているとの認識がなく、事実・実際であるかのように思い込んでしまうことです。
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「あの人はこうだ」「だからそうなんだ」と、自分が捉えたことを事実・実際であるかのように思い込み、そこからいろんな感情が生じて、怒りや争いになっていることが多々あると思います。
「人間はこういうものだ」「社会はこういうものだ」という場合、自分だけがそう捉えているのなら見直されることもあるかもしれませんが、多くの人が一様に「それが実際だ」と思い込んでいると、強固になり、なかなか見直されません。
これが、「人間の考え」に対する「自覚の欠如」です。
第一章では、「人間の考え」について、「どうなっているのだろう?」と、そのからくり・メカニズムについて述べてみます。
『SCIENZ 5号 サイエンズ入門』より抜粋
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