「甘やかすのは良くない」という考えが、とても根強くはびこっている気がする。
いったい、何のことを「良くない」としているのだろう？

自分でできることを、安易に人に頼んで、それをしてやることを「甘やかす」と言うらしい。
でも、自分でできることを安易に人に頼むって、日常たくさんあるし、やってもらってるよね。
例がありすぎて、きりがないから、あえて書かないけど・・・。

「だっこしてー」「おんぶしてー」「迎えに来てー」「送って行ってー」
「あれ用意しといてー」「これやっといてー」「あれ買ってきてー」
人が求めていることをやる・・・それのどこが「良くない」のだろうね。
いくら頼まれても、できない事はやれないし、
してやりたいという気持ちがなければ、やらないだけ。
こんなところに「甘やかしたらあかん」ってな道徳的常識的理屈を持って来なくてもいいのにね。
「わがままになる」「やってもらって当然になる」　それが良くないと言うけど・・・、
わがままに、当然のことだらけ、で暮らしてるけど、それのどこが良くないの？

相手が求めてもいないことをやるのは、押し付けや干渉になりがち。
「甘やかす」のは、その子のため、その人ためによくない。・・・というのも、
意味不明な強い自分の考えを、その子その人に押し付けて干渉してるようなもの。

子どもが（子どもに限らないけど）、して欲しいことぐらい、してあげればいいじゃん。
　（安易に言う通りになったらアカンとか、何をもったいつけて、ケチってるんかね？）
僕は、どうも、この「甘やかす」という意味が分からないなあ。
人がして欲しいことをしてあげるという意味なら、
どうして、それが「良くない」のか、分からないなあ。　誰か説明して下さい。

突き放されて、自力で生きる強い人よりも、
人の育ちとしては、なんでも頼めて、なんでもやってもらえて、
おぼっちゃま・おじょうさま育ちの人の方がいいと思うけどな・・・。

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これは、とっても空想的な、頭の中の遊びなんだけど・・・
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大昔の人間には、人間性一色といえるような種がいたんじゃないかなぁと思う。
　（ほとんど知性と情と・・・みたいな人種）
でも、そういう種であるが故に、滅びてしまったんじゃないだろうか。その理由は・・・、

　○ 自然災害や急激な気象・環境変化に順応しきれなかった。
　○ 他の動物に襲われても戦うことを知らず、逃げるか喰われるしかなかった。
　○ 獣性の勝る繁殖力の強い人種に圧倒され、滅びてしまった。

・・・で、獣性があるが故に生き残れた種が、今日の人間なのかなと思う。
何が言いたいか、というと、つまり、今の人間は、人間性と獣性と両面を具えている。
どれほどの濃さか、比率か、分からないけど・・・。
遺伝形質っていうのかな・・・、おそらく獣性が優性で、人間性は劣性で、
放っておいたら、優性の因子が増大しはびこると思う。
環境適応性変化（体質改造）は、一代でもその人の因子に大きく影響を及ぼすものと思われ、
獣性を引き出さないで、人間性を引き出し育て、そのような社会環境で代を重ねると、
急速に人間性の濃い種になっていくと思う。

そこで問題になるのは、再び、滅ぼされてしまうのではないか。
自然災害などや他の動物などから身を守るのは、知性や技術の発揮によって容易だろう。
一番大きな問題は、同じ人間が持っている獣性に圧倒されてしまうのではないか。
同じ人間だから、知性も情もある。でも獣性が引き出されて、それで人間性を圧倒する。
多かれ少なかれ、地球の各地で、いつの時代も、それが繰り返されてきたのではないか。
戦争はもちろんのこと、政治でも経済でも、獣性の勝る方が主導権を握る。
それは、力の優劣で、価値判断する人間世界になっているから。

人間らしさ、人間性を大切にする価値観を育てることと、
それらが、獣性による力（政治・経済・思想・宗教など）に潰されないようにすること。

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人が人に頭を下げる姿は、憐れで、浅ましく、見苦しい。
自分が下ならペコペコ。　相手が下なら頭を下げさせる。
「気持ちのない行為は無効」と言っても・・・、
仕事従事者は自覚なく、自発的に服従して、自分がやりたい気持ちでやってるような錯覚。
（遠慮や気兼ね、義務や責任、金で雇われなどなど・・・、気を使いながらなのにね）
商売は、気持ちのないことを言ったりやったりして、相手を喜ばせている。
まさに「詐欺」じゃん！　嘘の世界！
ニコニコしてみせたり、明るく振る舞ったり、あいさつしたり、礼をしたり、敬語を使ったり、
・・・なんと醜い人の世じゃ！　　そんな汚らわしい人は無視・無視！！
ため口で話せないような間柄は駄目だね。
身近に接する人でも敬語っぽい人を見ると「なんじゃ？こいつ！」って思う。
人に対して、わざとよそよそしくするって「どういう神経じゃ！？」
相手によって態度を変える人なんて・・・、絶対に信用せんもんね。

誰もが、義務的な労働しなくてよいようにね！
金で動く人にならんようにね！（金で動いてる自覚ないかも・・・）
労働を増やさないように、減らすようにね！

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何をするにも、兎にも角にも、要は人間問題やね。
人間問題をなおざりにして、何やったって、結局、そこが問題になる。
決して避けては通れない関門。

人間問題といっても、大ざっぱな一般論ではなくて、ひとりひとり生まれも育ちも違って、今日に至っているのだから、その人の中身、問題の中身も一人一人みな違う。
今日の姿を捉えて、考えや発言や行動を捉えて、良い人だとか、悪い人だとか、好かれるとか、嫌われるとか、・・・いろいろ評価したり問題視したりするけどね・・・。
その人の性格やら人柄やら心の状態を言ってるようだけど、それらは今日の姿だよね。
人の今日の姿・状態というのは、生まれ育ちによる集積で、成るべくして成っている。
良いとか悪いとか言って、今日の姿・状態を取り上げて、それを変えようとか正そうとしがちだけど、的外れなことが多い。
（作物で言うと、先端の実の部分だけ良くしようとしてるようなもの）

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これは、もちろん自分にも言えることで、今日の自分に至るには、自分ならではの生まれ育ちによって、形成されたもの。自分の意志によらないものが殆どだよね。
だから、人間問題を扱うということは、今日のその人の姿や状態を言うのではなく、それに至る生まれ育ちなどを、理解して知ろうとしなければ・・・、ということになると思う。
人と人によって、活動や暮らしを共にしたりする訳なんだけど、やはり、お互いを知り、理解し合うことを欠いては、仕事や事柄だけの繋がり、上っつらな人間関係しかできない。
そんな人間関係の中で、人のことを言っても上っつらなことを言ってるにすぎない。

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本当にその人を知るとか、自分を知るとなると、そんな上べのことでは知れないと思う。
現状の人と人との間柄を見ると、会社の同僚でも、仲間でも、友人知人でも、その人の生まれ育ちや、どのようにして今のその人になって来たかなど、知り合うような間柄は、極々少ないと思う。
結婚しようとする男女なら、お互いのことをよく知り合おうするだろう。でも、過去のことには触れないまま、今日の姿や状態だけで、惹き合って、一緒になる場合もある。
そうしてから、徐々に生まれ育ちの環境や過去のいきさつ等を知り合う場合もある。

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まあ、今の世の中では、結婚相手でもない人の生まれや育ち、今日までのいきさつを話し合うなんてこと、ほとんどないよね。でも、何やるんでも、人のことが問題になってくるから、人のことをいろいろ考えたり、関係面に悩んだりする。
つまり、その人のことを知らないで、その人のことを言ったり考えたりしている。
これは、自分に対しても似たようなものだと思う。

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各国首脳の会談でも、政治家の討論でも、そういうことをやる前に、人と人、つまりお互いを・・・どういう人なのかを知って理解し合うということをもっとやればね。
お互い生まれも育ちも自分とは全然違う訳だから、発想も言動も違うのは当然でね。
なぜ、そのような発想・言動をするのか、その人の過去から現在に至る変遷をよーく聞けば、「なるほどなるほど、だからそういう発想や言動になるのか・・・」と、成るべくして成っている今日のその人の姿や状態が理解できて、認めることができると思う。

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このように、「その人を知る」ということが実現しないと、その人のことは言えないと思う。これは、自分についても同じと思う。
どのようにして、今のその人、今の自分ができたのかを知らないと、その人のことも自分のことも理解できないままだよね。（「こいつ、わけの分からん奴だ」となる）
それでもって、現状の姿や状態だけ捉えて、ああだこうだと言ってることが多い。
その人を知る、自分を知る、ということを実現するには、本当に安心して自分を開けっぴろげにして、自分で自分のことを良く観て、なんでも言える状態（環境）が要ると思う。

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それから、それから・・・、それからが肝心で・・・。
お互いに理解し、その人そのものを認め合えるようになることが先ず不可欠で、
それでメデタシメデタシの終わりじゃない。
そこから、より良くだよね。欠陥や間違いを無くして、より良くだね。
今の世の中の人間関係では、そういう人と人の間柄をなおざりにして、人をことを知らないのに、上っつらだけ捉えて、人の欠点や間違いを正そうとしてる。
（医者が患者を見かけで判断して、いきなり手術しようとするようなもの）
今日のその人に至るまでの成り立ちをよく理解して、そこから、より良く前進して行くには、どうすれば良いか、と原因を解明して、方法を検討していく・・・となると全然違ってくる。

事柄優先、業績第一・・・と割り切ったって、どうせ何やるんでも、人がやることだから、人間が問題になってくるのは決まってる。それが嫌なら、ロボットだけ相手にして暮らすしかない。
誰にも欠かせない要素。人へのアプローチ。（もちろん自分も含む）
それを整えなければ、人間生活、人間社会は成り立たないと言ってもいいかもね。
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一緒にやりたい・やろう。　仲良くやりたい・やろう。　話し合いでやりたい・やろう。
・・・っていう人多いけど、「やりたい・やろう」だけでは、「やれない」ということを知らない。

飛行機を操縦したい・操縦しよう。だけでは、操縦できない、ことは分かるよね。
一緒にやるとか、仲良くやるとか、話し合いでやるとか、なんて、飛行機の操縦ほど難しくないけど・・・ね、でも、やれない人がホントに多いよね。しかも、その「やれない自分」を知らない。「やりたい・やろう」で「やれる」と思っている。

「やりたい・やろう」で始めたって、すぐに引っかかる、反感や対立感情が湧いてくる人、「やれる」訳がない。
「オレ」は一緒にやろうとしてるのに、「アイツラらは！」とか「それはないだろ！」とか「そんな言い方されたら！」などなど、感情を害して相手を責める。

そうなる人だと分かってるから、気を使ったり、言葉づかいを気をつけたり、機嫌をそこねないよう配慮してる、根回ししたり、遠まわしに言ったりしてる。
反感を買わないように、ナミカゼが立たないように、穏便に事が進むようにしている。
そういう処世術みたいなのを身に着けて、それをうまくやっていると、「一緒にやってる」「仲良くやってる」みたいに思い違いしているんだろう。

政治家も、学者も、事業家も、固い握手をかわして、一緒にやろうとしているけど、元々のベースが気を使いながらの間柄なんだから、たかが知れてる。心底共に話し合うなんて、できる訳がない。
日常の暮らしでも、仕事でも、家庭でも、相手の目を気にしながら、機嫌をうかがいながら、言葉や行動をつつしみながら・・・、

そんな気づかいの要る間柄は、かなわん！　かなわん！　まっぴらごめんダネ！

あの人が機嫌をそこねたら、まずいことになるから、ことがすすまないから、・・・と、
まるで地雷を抱えてるような人間関係社会組織。そんな状態で、うまくいけたり、ことが進んだりしたって、なんにもならん。
今の世の中、そういう気づかいばっかしと言っていいと思う。
それが、おとなの付き合いだとか、一緒にやるコツだなんて言ってる。アホか！
だから、根回ししたり、遠まわしに言ったり、機嫌をそこねないように気をつかってるのを、異状だとも思わなくなってる。不感症状態。

長くなるので、この辺でやめとこ・・・。
とにかく、内在する警戒心や敵対心、つまり、何かあると「心が離れる」対人心理の人は、そこの解決を優先しないと、絶対ダメだと思う。
そこに触れるのを怖れて、人と人がうまくやろうなんて、絶対無理だと思う。
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