11月度研修生コースをやってみて

2回目の研修生コース開催された。
今回は、社会化活動につながっていくための「研修生コース」というところを意識して臨んだ。

「自分を知るためのコースでやってきた内容と、日常の暮らしや仕事が、どうもつながらない」
「コースの内容は大事だとは思うけど、段々薄らいで、日々を回すのに精一杯」
そんな声を聴く中で、合宿研でやられている内容が、日常の仕事や暮らしのベースになっていくところが今の大事な課題だと思っている。

研修生コース目的:基本を身に付ける
・自分の感覚であることの自覚
・自分の中に起る回路を観察、調べていく
ということだが、ここを地道に繰り返しやっていく。
そして、今回は、これと、職場解放区との関連という視点を絶えず織り込んでやってみた。

自覚がないということは、どういうことを周囲に及ぼしているか?
自覚があることで、何が齎されていくか?
この辺を実際に仕事や暮らしをしながら、朝晩の検討会で検討していくことで、自覚の有無が、職場解放区になるのか、はたまた束縛区になるのかということに、直に繋がってくることがくっきりと見えてくる。

「自覚してなかった」、「事実化していた」・・・と、そんな個人レベルのことに止まることではなく、自覚のないことから、自分も固定化し、周囲を縛り、様々な波紋を撒き散らしていることが、段々に見えてくる。

逆に、自覚が生まれることから、自分が解放され、その場が話し合える空気になり、責めも、義務もない世界が生まれてくるのが、垣間見えてきたり・・・。
この革命が、どのように展開されていくのかの雛形が、少しずつ描けてくるようだ。
自分を知るための研修生コースについて | - | -

研修生コースやってみて

自分を知るためのベーシックコース 研修生コースを1週間やってみた。
やってみてをメモ。

〇目的:基本を身に付ける
・自分の感覚であることの自覚
・自分の中に起る回路を観察、調べていく

朝約1時間と、夜二時間強の検討会と、検討会後に一日を振り返り、研修生レポートをブログに書く。
暮らし・仕事を、自分を知るための仕事・暮らしとして、意識してやってみる。その中で自分を観察する。
それを検討会で出して、検討、やりどころを確認して、またやってみる。
その繰り返し。
この暮らしのサイクルは、思っていた以上に、目的を実現するのに機能するのでは?という手ごたえがあった。

仕事や暮らしの中で、どこをポイントにしてやっていくかを確認して出発できることで、漫然とした暮らしから、意識して観察しようとするやりどころが見えてくる。
しかし、そのポイントとしているところが、実はなかなか焦点が合っていないということも、研修期間の後半に見えてきたのだが、それも、そこをやろうとしてやってみて、そこを検討していくことで、段々に焦点が合っていたということではないかと思う。やらなかったら見えない、分からない。やっているつもりの自分が、実は、全然焦点がずれている実態が研修していく中で明確になっていった感じ。

自分を知るためのコースや、日常化レッスンを経て、自覚や自分の回路を観察しようという意欲の人達が、研修生としての暮らしをしながら、検討していく効果も大きい。検討会以外の時間でも、日常の会話の話題が研修の内容に自然となっていくような気風が流れる。
また、検討会の中でも、それぞれの取り組みが、他の人にも刺激・ヒントになり、気づきのキッカケにもなっていく。
それぞれ自分の課題に取り組んでいくのだが、響き合うという要素は大きい。
内観コース開催中ということもあり、そういう空気も感じられる。(研修生が午前中など内観している場合もあるし)

研修に専念できる環境(研修会場、食事・風呂など用意されている)も大きい。

やってみて、かなり濃密な研修のプログラムになる可能性のあるコースではないかと思った。
やり続けて、このコースの持ち味を、探ってみたいと思っている。

今後の課題
事前の参加者の目的確認
各自の取り組む焦点の明確化。
焦点が明確になるための方法、やりどころの研究。
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レッスンのポイント

研修生生活が始まって、今日で5日目。
ひたすら、基本・・・実際と自分の捉えた世界の分類・自覚ということを、毎日毎日、繰り返し繰り返し、やっている。

「・・・かな」「・・・と思っている」と、捉えようとしても、どうもポイントが外れていると、単なる言葉をつけるレッスンにしかならない。

そもそも、あるものがあって、その刺激を捉えて、自分の中で反応が起こり、自分の経験や知識などと反応し合って、色んな認識や思考が起こるのだろうが、どうも、その辺が、自分の認識は、そのものであるというところから抜けない。
そっちのもののことを思っている、そのもののことを言っている。そのように捉えておいて、後で、「それは自分の思っていることだ」としても、なんともならない。
そもそも、そっちのこと(実際)を言っているのではなくて、こっちのこと(頭の中のこと)を言っているのだと、そこが切り替わらないと、レッスンをしていても、単なる言葉遊び、観念的な遊戯になってしまう。

毎朝、毎晩、そこに焦点を当てての検討。
やっと、少しずつ、焦点が当たってきたかなぁ・・?

焦点が当たるまでがなかなか・・・。
当たってきたら、自分でも自主トレが出来るようになる。
そうしたら、そういう回路が出来てくるのだろう。
今が、集中してやる時なのかもしれない。
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研修生コーススタート

昨日15日(日)の夕方から、
ベーシックコース研修生コースがスタートした。

期間は、内観コース開催中で、3日以上の研修日数を各自が立案する。3日間の人、5日間の人、一週間の人など、6名の参加者がある。
朝と夜は研鑚会、暮らしは研修会場で。日中は通常の仕事など。(今回は、ある人は午前は内観・午後はアズワン農業部門。ある人は、午前は体調調整・午後はアズワン農業部門)

各自の研修する課題を明確にして、その課題を意識しながら、研修生としての一日を過ごす。
やってみて、夜の検討会で、皆で検討、研究。
一日を振り返り、検討会で出たあたりも整理して、ブログにレポート。
朝、昨晩の検討会やレポートを受けて、自分の課題をもっと鮮明にして、各自の動きに入る。

こういう動きを繰り返すことにより、トレーニングをしていく、というイメージか。

さて、このコースは、どんな風な展開をするのか?
基本を身に付けるというのが、このようなコースで、どのような効果があるのか?

あれこれと欲張ってやらず、先ずは一点でいいので、その人の課題が鮮明になり、そこを意識、自覚化できるように、そしてそれが日常化へ・・・と、先ずはそこのところをやってみたいと思う。
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