解放区実現の道筋・・・メモ

職場が解放区になっていくには・・・。

仕事を一生懸命やっていても、解放区は出来ない。
周囲の人に、「よく働くね」と評価されても、解放区は出来ない。
周囲から、「いい人だね」と評判が上がっても、解放区は出来ない。
お店が儲かって、繁盛したからといって、解放区が出来るわけではない。
ただ、話し合っているだけでも、解放区は出来ない。

解放区にしていくという目的・方向性がハッキリある人が要る。
それは、単にその目的が頭にある人でなく、その人の中身がそうなっている人。実質がそうなっている人。
そして、それは、真に解放された人。
つまり、何にも執われず、実際・事実・真実・真理を探り、その実現に関心のある人とも言えよう。
そういう人が先ずは実在してこそ、職場解放区への道筋が始まってくるのだろう。

仕事をしていると、経営成績・実績や、仕事の段取りや、業務遂行が目の前にあり、そのことを成すことが、目的実現と見間違いやすい。
お店が繁盛したり、周囲から評価が上がったり、業務成績が向上したとしても、それが真目的実現と何か関係あるのだろうか?

目的を外さない人。
自分が良いと思うことなんて、人間の考えで、いい加減なもの、そこが自覚できて、絶えず自分の(人間よりの)考えではなく、実際、真実はどうなんだろうと探り、見出すことに重点を置いている人。

仕事があるから、これをやると儲かるから、これはやらなければならないから・・・、どこに重点を置いているかは、自ずと現われるもの。

真に解放された人が先ずは一人、そしてその次にもう一人・・・と、職場内にそういう人が出来ていく道筋と、その最初の一人も、職場外の人とも検討を重ねていくという、重層的なつながりも大事だろう。
職場が解放区になっていく姿をハッキリ描き、そこに向けての今のやりどころを絶えず検討し、現実に即しながら、今のやりどころを見出しつつ、進んでいくことになるのだろう。

つづく。
職場解放区を考える | - | -