本質的なものを指向する人へ

誰もが、より良く幸福に生きようとして、心身ともに健康に、豊かになるようにと努めている。
自分がそうなろうとするのは自然だと思うけど、そこには無意識のうちに・・・、
現状の環境・社会に順応して、より良く生きようという考え・発想になる。
人間環境に於いても、今の人と人の中で、より良く自分が生きよう・・・としている。
そこが盲点で、本当により良くとか、本当の幸せ・・・になっていかない。
限られた枠の中での「似非幸福」を追ってしまう。

○ 社会を科学する。
タイトルは堅苦しいけど、要は自分の本当の幸福を知るためのもの。その第一歩。
これがないと、やはり、観念的・幸福感的に人を喜ばせよう楽しませようとする。
そうする人によって、現象面や感覚で喜ぶ人・楽しむ人を続々作っていく。
似たような事を言ったりやったりしていても、焦点が違う、方向がずれている。
自分の核心に触れないで、「良かれ」の気持ちだけの「社会づくり」。
「根」を生やさないで、一足飛びに、良い「実」を得ようとしているようなもの。
」を「」を、じっくり手にとって、眼で確かめて、自分のものにしよう。

○ 思想研究
・・・主義、・・・イズム、・・・思想、表現された文字や言葉の意味が、その内容ではない。
自分の中にあるその文字やその言葉の意味で、その内容を知ったつもりになり易い。

後にも先にも、最もこの思想に迫り、最も近い位置にいるのが、僕らではないだろうか?
将来、世界中の優秀な頭脳によって「全集」の解読が行われても・・・、
どれほど、その内容に迫れるだろうか。近づけるだろうか。
過去の人が遺した原典を次代へ渡すのみなら、生きた甲斐もない。
よりよきものに練り固め、周囲及び後代へ引き継ぐ事こそ生きがい・・・
理 ・ 本 質 | - | -