経営・経済・社会システムの研究

時給・日給・月給・・・と、働いた分だけ稼げるという仕組みにしていることによって、それに沿って、必要な金を働いて稼ぐという思考になる。生活に必要な金を得るには、その金の分だけ「働いて稼ぐ」のが当たり前という思考が根付いている。
「働く」ことと「金を稼ぐ」こととが繋がるような、「仕組み・制度」に従って、思考して、生活していこうとする人間になっている。
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「必要な生活費」と「どれくらい働けるか」とを話し合い、基本的にカンパニーから毎月、必要な生活費が働く量に関わらず得られる。「どれくらい働けるか」は各自調整する。極度に働ける量が変わる際は、その都度、話し合う。
金を稼ごうとしなくても、生活費が得られる「仕組み・制度」の中で、安心して伸び伸びと無理なく働けるように・・・。
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ここのコミュニティメンバー構成の実情を見てみると、大半がカンパニーからの収入で暮らしている。
例えば、家賃や家のローンなどは、毎月、生活費から支払っているのだから、それらをカンパニーが支払って、それ以外の必要な生活費が得られるようにする。
そうすると、当然のことのように・・・、カンパニーからの生活費で、米や野菜や肉を購入するのではなく、必要な物をカンパニーから得られるようにして、それ以外が必要な生活費ということになってくる。
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サイエンズスクールは参加費収入で運営しようとしているが、その参加費は個々の生活費からのもの。つまり、カンパニーからの収入。
スクール運営費をカンパニーから出して、スクールは参加費収入によらないで、各コースを開催できるようになる。
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話は変わるけど、医療費や大学までの学費などの個人負担ゼロという国もあると聞く。
日本の現状は、そうなっていないが、ここのコミュニティでは、先ず、おとなの学費(サイエンズスクール)を個々に支払うということを無くすことができる。
そうして、一律の制度ではなく、ひとりひとりとの話し合いによって、適正な生活費を見出し、保険や税金や医療費や子どもの学費など、必要なものは、結局は誰かが支払っているのだから、個々に手や頭や時間を煩わされなくても、それらを除いた生活費で安心して暮らすということが実現できる。
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更に進むと、光熱費など暮らしに不可欠な費用を、個々に支払わなくてよい「仕組み・制度」ができる。
これは、どこかが負担したり、誰かが得したり、というものでなく、ラクだとかキビシイとかスッタモンダ言いながらも、誰もが、やりくりして、結局は何とかして、まかなっているんだから・・・、そんなことに貴重な自分を浪費しないで、安心・安定・快適な経済基盤の上で、ゆったり伸び伸びと、お互いを生かし合い、発揮し合って暮らそうというものです。そういう社会実現への道筋が見えてきた。
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