自己より発し、自己に返る仕組み

今の世の中は、自分の発するままを発せられない社会だと言える。
思うがまま言いたいままを発したら、叩かれたりすることがある。
やりたいことをやっていては、それでは生活できない人が多くいる。
「働けど働けど、わが暮らし楽にならず」
人からもらったら、返さなければならない、お金を払わなければならない。
してあげるだけでは暮らせないから、報酬が要る。報酬がないとやれない。
つまり、自分が発するだけでは、それがどうなってしまうのか、それがどう使われるか分からない社会。だから、自分に返って来る分を自分で確認・確保する。安心して暮らせない社会。(見返りを考えない人は、奇特な奉仕者くらいかな。)
貯えが要る。分配や分け前が要る。売り買い・報酬が要る。

規模は小さくとも「自己より発し、自己に返る社会」を
その社会の機構や制度によって、誰の言動も全て社会の繁栄・前進に生かされ、当然の帰結として、それが全ての人に齎される当然の社会。
孤島の一農家の無学の老婆の言葉も、病床よりの切なる愬えの声も、直ちに取り上げられて、良き政治で報いられる仕組み
この社会(コミュティ)で、自由に思いのままに暮らしを楽しむことによって、コミュニティが進み豊かになり、誰もがその豊かさを享受できるように・・・。
これは難しいことでもなくて、そういう視点で、コミュニティの営みを考えたら、自ずと実現していくと思う。
社 会 観 | - | -