昼の世界への 「サイエンズ」(3)

悪い人はいない 良い人もいない 優れた人 劣った人もいない
行為が良かった 悪かった 考えが良い悪い その人が良い悪いではない
素質や能力に優劣はあるが、人として優れている劣っている訳ではない
なのに・・・、良い人、悪い人、優れた人、劣った人をデッチ上げ作り合っている
北朝鮮のこと知らんのに、行為を聞いただけで、悪い国? みたいな・・・

その人に形成された心の状態があり、そこからの行為。
悪いと思われるような心の状態や行為があったとしても、
その人が悪い訳ではない 悪い人などいない

罰則制や裁判制は、悪い人を作らないといけない制度
悪い人を作らないと治まらない社会
        ↓
悪い人を作らない 作らなくてもよい社会
どんなに「悪」と思われる事があっても、誰かが悪い訳ではない
誰かを悪い人にする必要がない
犯罪なども当事者の責任としているが、犯罪者になるような心の状態がどうしてできたのかを見れば、そういう心の状態を育て作りあげた社会を罰すべき

意志が弱い 考えが間違ってる 努力が足りない と、その人を言っているようだが、それは、その人のことではなく、その人の意志や考えのことを言っている
私は強い意志をもって克服した・・・などと、自分がやったような気でいる人は、そうでない人に対して、その人は強い意志をもってやらないからだ等と言う
意志は、自分でもないし、その人でもない 意志がどこからどうやってできてきたかを見れば・・・

外面ではなく、「そのもの・本質に重点をおきましょう」 と意識したぐらいではならない
 本質でないものを本質だと思って 実体のないものを実体があるとして
 その人でないものをその人だとして 自分でないものを自分だとしている限り

現象面の質を落としたくないから 統制的になる(ある組織の例)
  (統制的にせざるを得ないということ自体、すでに質が落ちてるのにね)

個々の内面が向上して、質が伴ってくる・・・本質的


命の尊さを教えても、そんなことで、自殺や殺人や戦争が無くなる筈ないし、原因の解消とは関係ないよね。それでも、件数が減ったりすると「効果がある」となって、「教えること大事だ」となる。
そして、「命の尊さを教えないことが原因だ」などと思い込んだりもする。
個々の内面の原因を調べようともしないで・・・。

飲酒運転の怖さを教えて、罰則を強化する。そんなことは飲酒運転する人の内面とは殆ど無関係だが・・・、飲酒運転という行為がどうして起こるか、人の内面を調べようとしないで、飲酒運転を無くす方策ばかり講じている。
このように、一時的現象面の対応に忙しく働いているから、根本原因の解消へと、ちっとも進まないのが実状だと思う。
その元には、違反や犯罪、悪い事が減ればいい、無くなればいい、という現象面だけ重視の価値観がある。これは今の世の中とても根深い。「内面はどうだっていい、とにかく悪い事しなければ・・・」ってな感じかな? 教えて抑えて無くなったってねぇ・・・?
根本・内面は解決されてないから、また次々と、だよね・・・。

あらゆる社会問題(国際問題・経済政策・福祉や教育・環境問題・非行や犯罪・・・)は、社会の現象面を捉えて、けなしたり誉めたりしているようだ。
ミサイルを発射した 核実験をした、と そこから対策考えている。
対策といっても、「どうなりゃいい?」「ごめんなさい、もうやりません」と謝って、おとなしくなればいいの?
こういう国内事情だから、こういう対外的意図があるから、などと相手のこと分かったつもりになって、根本の内面を知ろうとしないで、現象面の対応に終始しているようだ。
すべて、人間に端を発しているのだから、社会問題の元は人間問題であることは言うまでもないんだけど・・・。
人にとって最も重大な心の成り立ちをなおざりにしては、やみくも、めくら打ち???
教えたり、抑えたりで現象面を保ち整えることに忙しい。
現象面を大事にして、人の内面、心の状態まで、見よう分かろうとしない。
見えない分からないから、雲を掴むような話に聴こえるだろうね・・・。
でも、人間にとって、最も重大な内面に焦点を当てないことが、暗闇をさまよう原因だということ位は分かるよね。
先ずは、この暗闇から抜け出そう!
理 ・ 本 質 | - | -