人の内面に重点をおく運営

「縛らない社会」とか「押し付けない社会」とか焦点を絞って突き詰めて行くとね、どうしても、「決してその人の意志を妨げない」ということが明らかになってきて、そこがクリアできないとね。

縛らない・押し付けない・妨げないというと、個々の「人と人の問題」として捉えがちかな。でも、そうじゃなくて、縛ろうとしたり、押し付けようとしたり、個々の旧来観念は少々あっても、そんなに問題じゃない。
要は社会組織のこと。(縛らない・押し付けない・妨げない社会)
これを具体的に現実的に究明できるか、どうかにかかってる。
いくら「そうなったらいいなあ」「それをやりたいなあ」と思っても、従来の人間観や組織論では話にならん。てんで、歯が立たん。

それは、なんでかな・・・

縛らない・押し付けない・妨げない状態では秩序が保たれないとか、
社会や組織が成り立たないとしてる。
やりたい放題では、人の心が乱れ、社会が乱れるとしてる。
このような人間観や組織論を前提にして、現状の社会では、現象面が乱れないように、うまく治まるように、ということを最優先にしているよね。その大前提の上で運営・経営し、人々は色々な営みをしている。
例えば、体に不調を感じたら治したいと思って、薬を飲んだり、医者にかかったりして、不調を感じなくなると「治った」としてしまう。原因を調べる場合もあるけど、治すことが最優先だから、治りさえすれば良いとしていることが殆どじゃないかな。
人や社会についても、現象面で「良くないこと」「問題と思われること」があると、それの対策として原因を調べ、方法を講じる。そうして、現象面が改善されると、その原因究明や方策が評価されたりして定着してゆく。
現代の躾けや教育、罰則や取締り、経営や運営などなど、「現象面が良くなること」「問題と思われることがなくなること」を主題にしている。
テロ対策、失業対策、インフレ対策、デフレ対策、等々、政策と言われるものは現象面を整えようとしているんだなと思う。


決定的な違いを知ろう。
人の安心・満足・自由意志など、その人を尊重することを軽視するつもりはないだろうけど、最優先にしていないよね。つい、二の次・三の次にしてしまう。つまり、現象面が最優先・・・
現象面が乱れては、人の安心も自由も叶わないからと、
現象面を整えることを最優先にする。
現象面を乱すような意志や行為は抑えて当然としている。
その範囲内の意志や行為は尊重しようとする。
それとは反対に、人の尊重が最優先・・・
縛らない・押し付けない・妨げない状態にして、社会や組織が乱れて成り立たなくなってもかまわないという訳ではないよね。
個々の安心・満足・自由など、その人を尊重することを最優先にして、その上で現象面を成り立たせていこうとする。

社会も組織も主役は人だからねぇ。
仕事や時間や決まり事に人が合わせんならんのは、かなわんなぁ。
人を抑えたり人の尊重を後回しにして、立派に見える社会や組織ができたと思っても、砂上の楼閣というか、ハリボテみたいなものだよね。
我慢・辛抱・諦め・矛盾・反動・歪み・空虚さなど孕んでるよね。
現象面を優先して、その上での人の尊重。
人の尊重を優先して、その上での現象面。



「人を尊重する」ということを学んでいこう。
そうすると、人の言動や意志の元にある、内面(心)の重要さを知ることができる。重要だと思っている人は多いけど、重要さを知れば、おのずと、そこに重点をおくようになると思う。
人の「思いや気持ち」を大切にしてると、その人の内面に重点をおいてるかのように思い易いけど、そうではなくて・・・。
まあ「思いや気持ち」を大切にすることも、先ずは必要だけど、それは、心の現象化したもので、つまり、現象面だよね。一時的だったり、長年のものだったりはあるけど、どちらにしてもね。
そういう「思いや気持ち」が出てくる、背景とか成り立ちとか、その人の中に形成されている「心の状態」を観ていこうとする。
これは説明で理解するよりも、そのことに触れ、そういう体験を積むことだと思う。
子どもの頃から「人間性に重点をおく」気風や環境で育てば、何でもないことだけど、現状からそういう営みになっていくには、ある程度ハッキリとした心の人が必要で、気風や環境がそうなるような人の存在が重要だと思う。
人の内面に重点をおける人に成って、そういう人が社会や組織の運営をすることで、気風や環境ができ、そこで育ち暮らす人も・・・


 
ずいぶん長文になってしまって、言葉を尽くしても、伝わるものではないと思うし、めんどう臭くなってきたので、これぐらいにしておきます。
続きは、人の内面に重点をおいて暮らせる人に成ろうとする人と共に・・・探究していこーっと!!
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