人間について あれこれ ②

人間は言葉を使う。
地域によって使われる言葉が違って、その言葉を知らなければ、その言葉は使えない。
自分の体験と、その時まわりに居る人達から聞いた言葉とが結びついて自分の中に記憶され、徐々に自分がその言葉を使った時の相手の反応等からも自分なりに理解していくのだろう。
言葉が違っても通訳できるということは、言葉にする前のものは、ほぼ人類に共通するものがあるように思う。
いきなり言葉がある訳ではなくて、その人の気持ちなり意思というようなものがあって、それをその人なりの言葉で表現している。
その表現された言葉を聞いて、自分の感覚的なもの(その人の表情や語調等から感じること等)とか記憶されたものとかで自分なりに受け取る。
言葉は表現されたもので、本体は言葉になる前のものだと思う。
自分に対しても他の人に対しても、言葉で表現される前のものに関心を寄せていきたい。
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