2.幸福社会実現システムが機能している社会とは

人間の幸福については多くの意見があり、深く検討する必要性を感じますが、一応ここでは簡単に「人間が人間として人間らしい生活をする、人間をとりまく自然環境とも無理なく調和して永続性のある暮らしを営んでいる」というような表現をしてみます。そこでまず第一に必要になるのは、人間とは?人間社会とは?本来どういうものなのだろうかということを究明し明らかにすることだと思います。人間や人間社会について、本来とか正常とかと言えるような姿が解明されることがなければ、人間らしい無理のない社会は実現できないでしょう。次に、その解明された人間像や社会像、または原理や理念とかいったものが、人間の実際の生活や活動の中に普及していく段階があると思います。この普及する方法についても研究が必要で、この方法が幸福社会実現システムの根幹をなすと言っても過言ではないでしょう。ある面、人間や社会については、現在までにかなりの研究がなされてきていると思うのですが、また様々な方法で実現をはかっているのでしょうが、幸福な社会を実現するという点で未だ十分な効果が得られていないと思われるのはなぜでしょうか。その理由の一つは、研究により解明された原理や理念がうまく人間や社会に役立たされていない、つまり人間自身の中に‘生きていない’からで、そのための方法がうまく機能していないのが原因ではないかと思われます。原理や理念を頭では理解できていたとしても、人間そのもの、社会そのもの、世界そのものが見えていない状態と言うか。例えば平和を願っているのに、戦争を繰り返す人間の行為もそういうことが原因になっているのではないでしょうか。一方、社会システムが機能している社会とは、人間が原理や理念を本当に知り得ることで、人間同士や人間をとりまく万物との関連が見えて、お互い生かし合って、人間自身と人間を含めた自然界との調和が保たれている社会、とでも表現できるでしょうか。
ではそのような社会システムとしては、どのようなものが考えられるでしょう。
幸福社会実現のための社会モデル | - | -