内観コースに小学生を受け入れて Ⅴ

 ただ今回受け入れた小学生は内観体験2回目であるということを忘れてはいけない。去年の夏奈良にある大和内観研修所での内観に母親とともに参加した。本人は去年の方が緊張して集中できたと言っていた。去年も大人に混じって一週間やっている。初めてということもありその子にとってとても大きな体験であっただろう。

 大和内観研修所の所長をしておられる臨床心理士のM氏は内観の面接者としての経験に加えてスクールカウンセラーとしての経験も豊富で、おそらく子供の内観にも数多く立ち会っておられると思う。そのときも子供の受け入れということで特別の配慮をしてくれたのだと思う。その子も去年の体験があってこそ今回も一週間通しての内観を体験できたのかもしれない。

 今回、内観コースに実際小学生を受け入れて、やはり研修所での暮らし方から内観のプログラムや面接時間の間隔など、子供にあわせた対応をもっと練っていく必要性を感じた。今回の経験を大いに活かしていきたいものだ。(続く)
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