第二回 研究所サロン-メモ Ⅲ

 「人にやらせたり、やめさせたり、は出来ない」というテーマがあった。これは第一回のときから自分の頭の中に残っているテーマで、何か真を突いている感じはする。でも「人に言ったのにやってくれない」とか「自分が言ったからやってくれた」みたいな思い方がとっさに自分の中に出てくるところを見ると、自分のベースがやっぱ「人にやらせることが出来る」みたいになっているのではないかと思う。

 第一回のとき以降自分の考えはそれほど進展しているようには思えないし、今回も自分がその理を本当に理解するというところまでは行っていないなと思う。ただ、その理に対する自分の理解はまだあいまいだ、それが理であるならば、その理をもっと理解したいという意欲が湧いてきているのを感じる。

 今までそれが本当(理)らしいと思うと、自分でよく調べないで理解のあいまいなまま、それを考え方(知識)として自分の中に入れていくみたいな感じもあったが、今回はそのテーマを自分のテーマとしてもっと調べてみたい、もっと理解したいとなっているのを感じる。 研究所サロンというからには、 研究する意欲が養われる場ということなのだろう。

 人は何で動くのか?人は人に動かされるのか?人は自分で動くのか?意志で動くのか?観念で動くのか?意志はどう形成されるのか?観念はどう形成されるか?加えて人とロボット(機械)の異い、この辺の解明と理の理解を自分の中でもっと進めていきたいものだ。
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