―― 自覚のない自分を自覚する ――

2005.10.17 Mon

自覚のない自分を自覚する

人間にとって最も必要な自覚の始まり。

この世に、嬉しい出来事とか、悲しい事とか、感動するような光景・作品・行為なんていうものは存在しない。つまり、美しい景色とか、美味しい食べ物とか・・・。
感情は、人や物事に対する反応ではなく、自分なりに認識し捉えたものと自らの内にあるものとの自己反応だと思う。それを、物事に対して反応しているのだと捉えがち。

自らの内なる自己反応。思考も言動も自らの内なる自己反応。意識を伴わない日常生活行動など、食べることも、歩くことも、話すことも、働くことも、・・・。

そういう自覚のある人と、自覚のない人との違い
例えば、事故が起きた、値上がりした、あの人がこう言った 等々、捉えた自分の中で、どうなっているか(自己反応)。事実かどうかでなく、事実は事実でいいんだけど。

飲食する、衣服を着替える、トイレに行く、人に声をかける 等の生活行動を 自然な行為だとか、自分に合った無理のないパターンだとか、或いは人や物事に対して反応しているんだと思いがちだが、ジツは、実は、その人の持っているものが、ハッキリ現われているのだから・・・。自覚がないだけかなーー。
共に暮らしたり、話したりする中で、そういう自覚のある人と、自覚のない人との違いは大きい。
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