客観的に観察する能力 3

人間の認識は、いくつかの感覚器官の機能を通じて脳が行っているようだ。
見る、聞く、味わう、臭う、触れる、感じる....
日常の認識も複雑に見えるが、基本的にこれらの感覚の複合であるにすぎない。
ならば生きる基本トレーニングとして、各機能を正しく使えるよう、分けて練習してみることが効果的だろう。スポーツの練習やリハビリのように。やれば着実に能力が伸びるはず。

何かを見て、見えた像、それに対する思考、思考に対する心の反応。
何かに触れて、その感覚、感覚に対する自分なりの意味付け、それに対する心の反応。

これら自分の中のプロセスに対して客観的に観察してみる。
実際、自分はどのように生きているのかを観察してみる。

客観的な観察ができて、はじめて異常に気づくことができるし、異常の修正をし正常に戻すことができる。気づかない限り、異常があってもそのまま放置され何も変わらない。
客観的な観察ができないと、考えても調べても、研鑚にならない。
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