上下関係が生ずるには、その元に、人間をどう見ているかという基本的な人間観が関係しているのだろう。

自分を知るためのベーシックコースに入ったりすると、自分の感覚で見ている自覚もなく、「知っている、分かっている」状態、つまりはキメツケ状態である自分に気づき、これはなかなか・・・と思う人が多いのだろうとは思う。

が、しかし、日常に戻ると、自覚が大事だとは思いながらも、実際には、仕事を成り立たすことや、目の前のことに対応することに終始し、そのうち自覚は薄れていく、そんな暮らしになる場合もあるようだ。
これでは、今の常識的社会の延長にしかならない。いくら一生懸命仕事をしていても、業績を上げたとしても。

本当の幸福、本質的な社会を願うなら、やはり、そうなる道をたどるしかないと思う。
自覚のある人、そうなることの意味、重要性、位置づけが分かると、そこから始めるしかないということも見えてくるだろう。

本当に願うなら、真面目にそこからやってみることなのだろう。
職場解放区を考える | - | -