SCIENZ No.4 発刊

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【 土曜 研究会 】

精神面に強い関心があって、心の大切さを思う人でも、日常は・・・となると、
身近な人や共に活動する人の技術や能力、知識や経験、個性や持ち味などの視点で「その人」を捉えていることが多い。
今の社会全体が、政治家、実業家、文化人、その他の有名人についても、実績や評価などを捉えて、「その人」としていることが多い。

今、接している、見ている「その人」の精神面は? 心の状態は?
今の一般通念では、技術や能力、実績や評価で「その人」を捉えているから、「その人の心の状態は?」 という観点が育たない。

精神面に強い関心があって、心の大切さを思う人たちの活動でも、
そういう活動をしている人たち自身の心の状態ってどうなんだろうか。
能力や実績で立派な人と言われるような人でも、「その人」の精神面は? 心の状態は?

良いこと言って 良いことやれば・・・、正しいこと言って 正しいことやれば・・・、本当に良い社会になる・・・とは限らない。
そう言ってる「その人」、それやってる「その人」の内面次第と思う。
つい、言ってること、やってること、に流されてしまう。惑わされやすい。

アズワンコミュニティでは、少なくとも、良いこと言う人、良いこと一生懸命やる人、そういうのに惑わされないね。
そう言ってる、それやってる「その人」の内面はどうか・・・に関心が行く。

技術や能力、知識や経験もあるけれど、先ず何よりも、全ての人の内面に重点をおける社会。これは革命的なことだと思う。
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【 土曜 研究会 】

社会で最も大切なのは「制度・機構」という話題から・・・。
でも、一般的に日常は、制度・機構には、無意識・無関心で、
現存する経済機構や法制の上で、「どうしていくか」で生きている。

コミュニティづくり、地域社会づくり、制度・機構が最も大切。
でも、そこに焦点を当てて検討することもなく、ルールや運営を「どうするか」というのが多い。
つまり、制度・機構のない 根なし草のような組織で、その時々の運営で済ませている。
あるいは、既成社会の制度・機構のまま、新しい社会をやろうとして、矛盾や齟齬を来たして、妥協点を見出すことに労している。

社会やコミュニティのビジョンがあっても、それ用の「制度・機構」を確立できるかどうか、にかかっていると思う。
社会づくり、コミュニティづくりは、即ち、制度・機構の確立とも言えるのかもしれない。
新しい「制度・機構」の上で営まれる暮らしや産業や各種の活動や、そこに生まれる社会気風が、新しい社会の実態と言えるだろう。

まずは、「制度・機構」とは何かをハッキリ知ることから。
そして、アズワンコミュニティの試みを通じて、新しい社会の制度・機構を検討し、検証していこう。
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