今の世の中は、自分の発するままを発せられない社会だと言える。
思うがまま言いたいままを発したら、叩かれたりすることがある。
やりたいことをやっていては、それでは生活できない人が多くいる。
「働けど働けど、わが暮らし楽にならず」
人からもらったら、返さなければならない、お金を払わなければならない。
してあげるだけでは暮らせないから、報酬が要る。報酬がないとやれない。
つまり、自分が発するだけでは、それがどうなってしまうのか、それがどう使われるか分からない社会。だから、自分に返って来る分を自分で確認・確保する。安心して暮らせない社会。（見返りを考えない人は、奇特な奉仕者くらいかな。）
貯えが要る。分配や分け前が要る。売り買い・報酬が要る。

規模は小さくとも「自己より発し、自己に返る社会」を
その社会の機構や制度によって、誰の言動も全て社会の繁栄・前進に生かされ、当然の帰結として、それが全ての人に齎される当然の社会。

孤島の一農家の無学の老婆の言葉も、病床よりの切なる愬えの声も、直ちに取り上げられて、良き政治で報いられる仕組み

この社会（コミュティ）で、自由に思いのままに暮らしを楽しむことによって、コミュニティが進み豊かになり、誰もがその豊かさを享受できるように・・・。
これは難しいことでもなくて、そういう視点で、コミュニティの営みを考えたら、自ずと実現していくと思う。
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本当に幸せな社会に立って生きていこうとする毎日かどうか、振り返ってもみると、いろいろもっともっと究明しなければ、人の中へ行けないと思う。

日頃、ああしたい、こうしよう、と言っていても、
本当に、本当に、願う方に立っているかどうか。　そうでないと・・・、
人を雇うとか、誘うとか、呼ぶとかできないと思う。
伝える、知らせる、広げる、なんてできないと思う。

経営や運営面についても、「成り立つ」のか、「成り立たせる」のか。
内面を重視しても、成り立たないと元も子もないからと、成り立たせようとする。
成り立たないと、組織も会社も存続できないから、成り立たせることを第一義にしてしまう。つまり、内面本質は、その次ということになる。
でも、そのことによって、内面から現象面が成り立つという道筋は見えないまま。
内面本質によって、現象面が成り立つという組織や会社でないなら、やる意味ない。
そんなの、どこにでもあるんだから、知らせたり広めたりする要もない。

内面本質の現われ　「崩れようのない本当の現象」という組織や会社を実現しようとするもの。そういう可能性を解明しようとするもの。
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繋げて行って繋がるの？　繋がりを作って繋がるの？
仲良くして、仲良くなろうとして、仲良いの？
そうする前は？　そうしなければ？　繋がってないの？　仲良くないの？

あえて、繋げよう・繋がろうとしなくても、仲良くしようとしなくてもねぇ・・・。
繋がろう、仲良くしようとする必要がある関係なのかな？
そうしないと何か不都合でも？　そのままではダメなの？

仲良くしようとして何かやるの？　繋がろうとして何かやってるの？
何かやらないと、仲良くないの？　繋がってないの？

こっちはね。元々、繋がってるしね、何もせんでも仲良いしね。
そこから、何かやってみよう、だから、あとさき逆だね。
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「金の要らない経済」と「金の要る経済」
「金の要らない・・・・」方は、イマイチ捉えきれない・・・？
「金の要る・・・・」方が馴れ親しんでて分かり易い？
　　　　こっちの方が得意で、上手に使いこなせる？

・・・ということで、「金の要らない・・・・」方は、一向に明らかにならない。
とっつきにくくても、じっくりと理解を深めれば、こっちの方が、シンプルで楽で分かり易いのにね・・・。
「金の要らない・・・・」を理解したら、それへの実現に、「金の要る・・・・」方に精通してきた貴方の得意が発揮されるのにね。

たまたま手にした「昔とったキネヅカ」を得意になって振り回してしまうのかな？
どっちに立つか、ハッキリしたら、そのキネヅカがもっと生かされる。
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現状（自分が実際だと思っている）に立っているのか、
本来・本質の方に立っているのか

「疑いも警戒も要らない」とか「貧困も争いもない」とか
「売り買いも報酬もない」とか「囲いも隔てもない」とか
　そう言って、「ふーん」って聞いてても、「・・・それでー？」「どうすんの？」

こっちに立ってなかったら、聞くだけムダ～ってな感じ。
こっちに立ってたら、こっち（自分）のことだから、ハッキリすれば、するほど・・・
だよね。「小学生くらいの方がスンナリ通じる」とは、よく言ったものだね。

第３５回　研究所サロン「やさしい社会（２）」
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